今年は女優チェ・ジンシルさん没後9年に当たるが、遺族間のすれ違いにより、命日は寂しく過ぎ去った。
故人の娘チェ・ジュニさんは秋夕(チュソク=中秋節、今年は10月4日)当日の4日、ソウル市瑞草区盤浦洞にある自宅に戻れなかったという。これに先立ち、チェ・ジンシルさん没後9年を迎えた2日、京畿道にある母親の墓で執り行われた追悼式にも、チェ・ジュニさんは最近物議を醸している母方の祖母とのいざこざを理由に姿を見せなかった。この日はチェ・ジンシルさんの母親チョン・オクスクさん、チェ・ジンシルさんの息子チェ・ファニ君らが出席し、哀悼の意を表した。
ある関係者は「没後10年を前に、故人をしのぶ人たちが意義深い場を設けようと頭を悩ませている。ただ、遺族間で思わぬいざこざが発生しているおり残念だ」と語った。
チェ・ジュニさんは2日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に「あのね、お母さん。私、すてきな人になりたかった」と書き込んだ。そして「何でも一生懸命やろうとしたの。人間関係も、勉強も、仕事も。でも、世の中は私を本当に寂しくさせるの」とつらい心境を打ち明け、さらに「こうして生きていたら、いつかは私も幸せになれるよね? 私は最近、生きていくのが本当につらいの、お母さん」とつづっている。