「娘の死、知らせるのが怖かった」 故キム・グァンソクの妻が激白

 歌手の故キム・グァンソクさんの妻ソ・へスンさんが、娘の死をすぐに公にしなかったのは怖かったからだ、と打ち明けた。

 ソ・へスンさんは25日、報道番組『ニュースルーム』(JTBC)に出演し、このように述べた。ソ・へスンさんは1996年にキム・グァンソクさんがこの世を去った後、娘キム・ソヨンさんの行方が分からなくなったことをめぐり、疑惑を持たれていた。ソヨンさんが2007年12月23日に死亡していたことが後になって分かり、それまで娘の死を公にしてこなかったことで、物議をかもした。

「娘の死、知らせるのが怖かった」 故キム・グァンソクの妻が激白



 これについて、ソ・へスンさんは「怖くて娘の死を知らせることができなかった」と語った。そして「なぜ当時すぐに公にしなかったのか」という質問に対し「当時、4月に父親が亡くなり、きょうだいたちとも仲が良くなかった。これ(娘の死)を知らせるのがとても怖かった」と説明した。

 ソ・へスンさんは「私一人で静かに送ってやろうと決めた」と語り、10年間にわたり娘の死を公にしなかったことについては「わざと知らせなかったわけではない」と言葉を濁した。

 ソ・へスンさんは1996年1月に亡くなった歌手キム・グァンソクさんの妻で、記者でもあったイ・サンホ監督が先月30日に公開となったドキュメンタリー映画『キム・グァンソク』を通じ、自殺とされたキム・グァンソクさんの死の背後にソ・へスンさんがいるとの疑惑を提起し、注目を集めた。その後、海外にいるとされてきた娘ソヨンさんが2007年に17歳という若さで死亡していたことが分かり、疑惑がさらに深まっていた。

「娘の死、知らせるのが怖かった」 故キム・グァンソクの妻が激白

キム・ヒョンロク記者
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