チョン・ウソンに投資詐欺、被告に懲役7年

チョン・ウソンに投資詐欺、被告に懲役7年

 俳優チョン・ウソン(44)に対し数十億ウォン規模(10億ウォン=現在のレートで約9870万円。以下同じ)の投資詐欺をはたらくなど6件の詐欺の罪で裁判にかけられていた47歳の脚本家の被告が、控訴審で1審よりも重い懲役7年を言い渡された。

 19日ニュース1が伝えたところによると、ソウル高裁刑事12部(裁判長:洪東基〈ホン・ドンギ〉部長判事)は、特定経済犯罪加重処罰法に定める詐欺の罪で起訴された被告に対し、懲役7年を宣告した。先に1審で懲役5年を言い渡されていた被告は、控訴審でさらに重い罰を受けることになった。

 同裁判部は「被告は金を返す意思があったと主張するが、1カ月に30%の利子を払うと抽象的に言う一方で、契約書も作らなかった。償還しようとしたのなら返済の時期や方法などを定めておくべきだったにもかかわらず、そうしなかった」と指摘した。

 また「金を借りた当時の債務は14億ウォン(約1億3800万円)で、被告所有の不動産の競売が進められるほど財政状況は悪化していた。にもかかわらず被害者を欺き、借用証書も作成せずに154億ウォン(約15億2100万円)を借りたことなどから見て、だまし取ろうとする意志があった」と判示した。

 同裁判部によると、被告は事業がうまくいっていないにもかかわらず「返済できる」と被害者をだまし、現在まだ残っている被害額も65億ウォン(約6億4200万円)に達する。被告に金を貸した被害者には、いまだに家庭不和など大きな精神的被害が残っている。

 被告はチョン・ウソンに「財閥が参加する私募ファンドがある」とうそをつき、投資金の名目で46億2600万ウォン(約4億5700万円)を受け取って着服した罪で起訴された。同じ手法で、チョン・ウソンの知人から14回にわたり計23億8000万ウォン(約2億3500万円)をだまし取った罪もある。

キム・ミファ記者
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