ブラックリスト問題のムン・ソングン「最大の被害者はキム・ギュリ」

ブラックリスト問題のムン・ソングン「最大の被害者はキム・ギュリ」

 李明博(イ・ミョンバク)政権時代に作られたといわれる韓国文化・芸術界の支援排除名簿(以下ブラックリスト)に名前が載ったムン・ソングンが、キム・ギュリに対する激励を要請した。

 ムン・ソングンは18日午前、ブラックリスト事件の参考人として事情聴取を受けるため、ソウル市瑞草区のソウル中央地検にやって来た。取材陣の前でムン・ソングンは「ブラックリストが発表された後で名簿を見た。映画監督は、商業映画を妨げられたら低予算の独立映画を作ればいい。歌手や芸人は、テレビ出演を妨げられたらコンサートをすればいい。けれど俳優は、一人でできることがない。(ブラックリストの)最大の被害者は、女優キム・ミンソンだという思いを抱いた」「キム・ミンソンは、最も自分を成長させるべき30代前半に不利益を被ったため、回復し得ない致命的な被害を受けた。温かい関心と激励をお願いしたい」と求めた。その上で、自分がキム・ギュリと電話したという事実を伝え「被害の証言をすることも怖がっている。悪意あるコメントは暴力だ」と付け加えた。

 これに先立ちキム・ギュリは12日午前、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に、関連ニュースのキャプチャ画像と共に「この数文字で、私の花のような30代がぱっと飛んでいってしまった。10年という大切な時間が…… #私が_これまで_払った_大切な_税金が_私を_殺すことに_使われたなんて」という書き込みを残した。

パク・ミエ記者
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