一人でもおいしいものを! 少量パック入り生鮮食品が人気

 家で一人で簡単に食べられてヘルシーな「少量パック入り生鮮食品」が人気だ。

 コンビニエンスストアでおにぎりとカップラーメンを買って食べる代わり、少量パック入りの生鮮食品を購入し、自分で調理して食べる人が増えている。さらに、食べやすくカットされた1人分のスイカ、3種以上のフルーツで構成されたパック入りフルーツが飛ぶように売れている、とコンビニ関係者は話している。ソーシャルコマースの生鮮食品販売動向を分析した結果、少量パック入りの商品が、大容量の商品に比べ5倍近い売上高を記録していることが分かった。代表的なのはむきニンニク、タマネギ、唐辛子などだ。

一人でもおいしいものを! 少量パック入り生鮮食品が人気

 デパートの食品売り場や大手スーパーの食品売り場でも少量パック入りの食品が人気だ。さまざまな野菜を用途に合わせてカットし、1人分ずつ販売している。チャーハン用、カレー用、テンジャンチゲ(韓国風みそ鍋)用もある。魚はどうだろうか。サバ1尾でもなく、1切れを食べやすいよう下ごしらえし、真空パックに入れて販売しているので、一人暮らしの人でも家で気軽に魚を食べられるようになった。大手スーパー「イーマート」のPBブランド「PEACOCK」では、肉の煮付け、エゴマの葉のしょう油漬け、じゃこ炒めといった惣菜を1人分ずつパックに入れて販売しているため、一人暮らしの人もためらうことなく購入できる。半調理済みの鶏むね肉も1人分ずつ販売しており、電子レンジで簡単に調理して食べることができる。

 こうした動きは韓国だけでなく、米国でも見られる。Amazonが米国の自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・ マーケットを買収し、新たに「Amazon Meal Kits」を立ち上げた。これは一つのメニューを作るために必要な食材が全て入っており、オンラインで購入できる。量はだいたい1、2人分で、顧客が配達を注文したり、直接ピックアップセンターで受け取ることができる。

 こうした少量パック入り生鮮食品の人気は今後も続く見込みだ。一人で食べる食事はいい加減でおいしくない、というのはもう昔の話となった。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース