今年4月から順次オープンしている済州道初の複合リゾート「済州神話ワールド」が、テーマパークのオープンなど今後のスケジュールおよびビジョンを発表した。
済州神話ワールドは、およそ251万9000平方メートル(汝矣島の面積の85%)の敷地に宿泊施設やテーマパークをはじめ、MICE、ショッピング施設、ダイニング施設、スパ施設、韓流公演会場などが集まったエンターテインメント空間と外国人専用カジノなどからなる複合リゾートだ。
9月30日にオープンする済州神話ワールド神話テーマパークのオープンに先立ち、JWマリオット東大門で記者懇談会が行われた。済州神話ワールドの開発および運営を手掛けるラムジョン済州開発のイム・ジョンビン首席副社長はこの日、「済州神話ワールドは新しい済州をお見せできる空間になるだろう。グローバルブランドとの提携を通じ、済州道の価値を高め、アジア旅行のパラダイムをチェンジすることを目標にしている」と語った。
済州道南西部、済州英語教育都市近くにある済州神話ワールドは、4月のサマーセット済州神話ワールドのオープンを皮切りに、マリオット、ランディング、神話、フォーシーズンズなどそれぞれ異なるコンセプトの四つのリゾートを通じ、旅行スタイルに合わせたさまざまな客室を提供する。ランディングリゾートは11月、マリオットリゾートは12月にオープンする予定で、今年末までにおよそ1300室の客室を抱えることになる。
また、9月30日にお目見えする神話テーマパークは、Tubaaniと協力し、韓国のアニメーションの知的財産権を活用した初のテーマパークだ。Larvaをはじめ、Tubaaniのキャラクターたちによる三つのゾーンに分かれており、15の乗り物やアトラクションがある。
YGエンターテインメントも済州神話ワールドのパートナーとして、YGタウン(仮称)を10月にオープンする。YGタウンの中央には、BIGBANGのG-DRAGONが手掛けるファッションブランド「PEACEMINUSONE」がデザインを担ったGDカフェ、G-DRAGONがコンセプト企画から参加したボーリング場ができる。また、YGフードが運営するレストラン、リテールストアもオープンする。
さらに「ハンガー・ゲーム」「トワイライト」「グランド・イリュージョン」シリーズなどを手掛けた映画制作・配給会社ライオンズゲートが済州神話ワールドに合流する。およそ12万2000平方メートルの敷地に、7作の映画をテーマにしたライオンズゲート・ムービーワールドができる予定だ。