李明博政権下の国情院、文化・芸能関係者82人に圧力

李明博政権下の国情院、文化・芸能関係者82人に圧力

 李明博(イ・ミョンバク)政権時代、国家情報院(国情院)が俳優や監督、タレント、歌手、作家など政府に批判的な文化・芸能関係者82人に対し、圧力を加える活動を行うよう、元世勲(ウォン・セフン)元国情院長から指示を受けていたことが分かった。

 国情院改革委員会が11日に発表した「李明博政権時代の文化・芸能界の政府批判勢力退出の件」と題する資料によると、元世勲元院長は2009年2月に就任後、随時世論を主導する文化・芸術界の特定の人物や団体に対し圧力を加えるよう、国情院に指示したという。これを受け、国情院は文化・芸能界で政府に批判的な人物に対し、大統領に対する言語テロで名誉を失墜させ、左派傾向の映像物を製作することにより不信感を抱かせ、ろうそくデモへの参加を通じて若者たちをあおり立てたという理由で、各分野ごとに圧力を加える活動を繰り広げた。

 対象者リストには、文化界ではイ・ウェス、チョ・ジョンレ、チン・ジュングォンら6人、俳優ではムン・ソングン、ミョン・ゲナム、キム・ミンソンら8人、映画監督ではイ・チャンドン、パク・チャヌク、ポン・ジュノら52人、タレントではキム・ミファ、キム・グラ、キム・ジェドンら8人、歌手ではユン・ドヒョン、シン・ヘチョル、キム・ジャンフンら8人が含まれていた。総勢82人だ。

イ・ジョンヒョン記者
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