女優の故キム・ヨンエに勲章が追叙される。
キム・ヨンエは、9月1日に開かれる第54回「放送の日」の行事で、ドラマ・映画などで活躍した功績が認められ放送振興有功者に選定、宝冠文化勲章の追叙を受ける。放送振興有功者は、15年以上にわたり放送の発展に寄与した元職・現職の放送関係者を対象にした褒賞。
キム・ヨンエは1971年にMBC第3期公募タレントとしてデビューした。同年のMBC『捜査班長』を皮切りに、ドラマ『漢江』(1981)、ドラマ『解氷』(1983)、映画『冬の旅人』(1986)、映画『弁護人』(2014)など、多くの作品に出演した。
中でも『弁護人』では、第51回大鐘賞映画祭助演女優賞、第35回青龍映画賞助演女優賞を受賞した。
12年のMBC『太陽を抱く月』撮影当時、すい臓がんを患っていたが撮影を強行。ドラマが最終回を迎えた後、9時間におよぶ大手術を受けた。そうして健康を取り戻すと、すぐさま現場に復帰し、映画『弁護人』、『明日へ』、『特別捜査:死刑囚の手紙』などに出演した。
だが残念なことに、今年2月に放送が終了した週末ドラマ『月桂樹洋服店の紳士たち』(KBS第2)が遺作となった。
キム・ヨンエは4月9日、すい臓がん闘病中に世を去った。