初めて共演した俳優イ・ビョンホンとキム・ユンソクが感想を述べた。
2人は23日午前、ソウル市江南区の映画館「CGV狎鴎亭」で行われた映画『南漢山城』(ファン・ドンヒョク監督)の制作発表会に出席。1636年の丙子胡乱(清の朝鮮侵略)に際し、孤立無援の南漢山城で繰り広げられた47日間の物語を描く同映画で、イ・ビョンホンは一時の恥辱に耐えてでも国王と民を守るべきだという「主和派」崔鳴吉(チェ・ミョンギル)役を、キム・ユンソクは最後まで戦って大義を守るべきだという「斥和派」金尚憲(キム・サンホン)役を演じた。
イ・ビョンホンはキム・ユンソクについて「情熱を感じた。自分が観客の立場で見ていたかのように、とても熱い俳優だなと思った」と語った。
また、イ・ビョンホンは「毎テイクごとに本当に感情に全てを込めて吐き出すので、毎回理性的に演じるのではなく、感情に任せて完璧に演じ切り、毎テイクごとに全て出し切るんだなと思った」と話した。
一方キム・ユンソクは、イ・ビョンホンはもちろん、ほかの俳優ともなぜ今まで共演する機会がなかったのか不思議だとした上で、イ・ビョンホンについて「一言で言えば、この人は正統派だなという気がした」と打ち明けた。
キム・ユンソクは「非常に整った状態でセリフやいろいろなねじれた何かが入ることなく、セオリー通り何かを見過ごすことがない。 柔軟で華やかな面もあるが、非常に整った状態でセリフを発するんだなと思った。私には新鮮な感じだった。イ・ビョンホンさんが現代劇をやるとき、映画『王になった男』の光海君役とはまた違って新鮮に心に響いた」と語った。
なお、『南漢山城』は9月公開予定だ。