女優イ・ナヨンが5年ぶりにスクリーンに帰ってくる。
ペパーミント・アンド・カンパニーが18日発表したところによると、イ・ナヨンは映画『ビューティフル・デイズ』(ユン・ジェホ監督)への出演を決めたという。2015年に俳優ウォンビンと結婚し、長男を出産したイ・ナヨンにとって、出産後初めての作品であり、映画『凍える牙』(2012)以来5年ぶりのスクリーン復帰となる。
映画『ビューティフル・デイズ』は、脱北女性の実話を基にしたフィクション。朝鮮族の家族を捨て、韓国に逃げた母親と、そんな母親を憎んでいた息子の16年ぶりの再会を通じ、分断国家の混乱と傷を希望のメッセージとして表現する。イ・ナヨンは、ひどい苦痛を味わいながら、勇気を失わず歩み続ける母親役を演じる。一つの作品で10代、20代、30代を演じるほか、延辺方言、中国語、現在のソウルの言葉を使いこなす。
制作会社では「このたびの電撃的な復帰は、特別な意味のあるシナリオ、新鋭ユン・ジェホ監督の独特な映画世界に対するイ・ナヨン本人の確信により実現した。また、イ・ナヨンは制作費が映画の完成度を高めるために使われるよう、ノーギャランティーでの出演を申し出た」と話している。