カラフルな階段がフォトスポットとして人気、光州・鉢山村

 「階段がとてもステキですね。フェイスブックで見て知りました」

 大田市からやって来たというアン・ジュンヨンさん(26)は友人と階段で記念写真を撮影した。光州市内の川辺にある低い丘の上の貧民街に「108階段」がある。赤や青、黄色など、さまざまな色で彩られたこの階段は、壁画が描かれた周囲の家々ともマッチしている。

 ここは、若者たちの間で名所として広く知られている光州・鉢山村。

 光州市は高齢者や古い家々が多い貧民街に新しい風を吹き込んだ。2014年末から再生事業が始まり、村の家々の塀や屋根、路地が鮮やかな色で染められた。丘のてっぺんには夜景を楽しめる「星が見える展望台」が設けられた。若者たちはここにカフェ、写真スタジオ、ライブスタジオ、アート商品販売店、ヴィンテージショップなどを出した。

 「青春鉢山」として生まれ変わったこの村には今年6月、およそ3000人が訪れた。訪問者数は昨年同期比で6倍増えた。住民たちは高齢者向け施設で「おばあちゃんの釜飯」を、家庭では民泊を営んでいる。また、レモンジャム、梅ジャム、揚げ昆布などを作って販売している。

カラフルな階段がフォトスポットとして人気、光州・鉢山村

光州= クォン・ギョンアン記者
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