【取材メモ】会場を笑わせた「中東の伯爵」チェ・ミンス

 7月17日、新ドラマ『死んでこそ生きる男』(MBC)の制作発表会が行われた。

 同作で、韓国に残してきた娘を見つけないと全財産を取られてしまうという危機に陥った伯爵を演じる俳優チェ・ミンス。韓国人ながら中東の王国の伯爵という荒唐無稽な設定のキャラクターを演じることになったチェ・ミンスは、制作発表会でも完璧に役になり切り、会場は終始笑いが絶えず、和やかな雰囲気に包まれていた。

【取材メモ】会場を笑わせた「中東の伯爵」チェ・ミンス

 チェ・ミンスは突然、シン・ソンロクとともに腕立て伏せを始めたり、ハイタッチしようとしたシン・ソンロクをかわして笑いを誘ったり、カン・イェウォンと写真撮影をした際「彼女(カン・イェウォン)、スカートにしわがつくからと、いすに座りもしなかったんですよ」と暴露し、カン・イェウォンを慌てさせた。

 記者懇談会では、プロデューサーに対し「ドラマの撮影現場で一緒に仕事するのが難しいのが子ども、動物、チェ・ミンスと言われているけれど、チェ・ミンスと一緒にやって大丈夫でしたか」と突発的な質問をした上、共演者のカン・イェウォン、シン・ソンロク、イ・ソヨンにも同じことを聞き、面食らわせた。

【取材メモ】会場を笑わせた「中東の伯爵」チェ・ミンス

 こうした問いかけに全員が「チェ・ミンス先輩と共演できてとても光栄だったし、難しいことはありませんでした」と答えると、チェ・ミンスは「私を理解し、楽だったということは、一言で言って、ここにいる人たちは皆、私のようにいかれた人だということです」と歯に衣着せぬ毒舌コメントで会場を笑わせた。

 しかし、続いて「『死んでこそ生きる男』の監督をはじめ、4人の演技者が皆いかれているということは、ほかの人とは違うという意味です。リスクはあるけれど、それを甘んじて受け入れ、ほかの人たちとは違う作品をお見せします」と説明。同作に対するチェ・ミンスの人並みならぬ覚悟と情熱が感じられた。

イ・デドク記者
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