俳優アン・ジェウクが大邱国際ミュージカル・フェスティバル(DIMF)で「今年のスター賞」を受賞した。
所属事務所JABLEエンターテインメントによると、アン・ジェウクは10日に大邱市内の啓明アートセンターで行われた大邱国際ミュージカル・フェスティバル「2017 DIMFアワード」で、ミュージカル『英雄』での演技を評価され、「今年のスター賞」を受賞したとのことだ。
今年1月にソウル・世宗文化会館を皮切りに上演された『英雄』は、独立運動家の安重根(アン・ジュングン)義士がハルビンで伊藤博文を狙撃した義挙を中心に、刑務所で殉国するまでの最期の1年を描いた作品だ。
2009年にLGアートセンターで初演され、「ザ・ミュージカル・アワード」と「韓国ミュージカル大賞」の12部門でそれぞれノミネートされて6冠に輝いた作品性と共に、大衆性も評価された。
アン・ジェウクは安重根を演じるにあたり、繊細で深い演技力により、心が揺らぎ苦悩する平凡な存在である「人間・安重根」の一面と、感動的な英雄である「義士・安重根」の深い哲学、強靱(きょうじん)な姿勢を同時に見せたことが受賞につながった。