韓国の夏が長くなっている。気象庁によると、韓国の夏はおよそ80年前に比べ30日以上長いという。また「6-8月気象予報」では、今年6月の気温は平年に比べ高く、7月、8月の気温は平年並みか高いとされており、今年も記録的な猛暑がやって来るものとみられる。気温が高くなるにつれ、人々は涼しげなものを求めるようになり、韓国では今、ただ冷たいのではなく、凍らせて食べる「フローズンスナック」が人気を集めている。一風変わった味わいで暑さも克服できる、差別化された夏のおやつを見てみよう。
◆ジュースまたはアイス、好きなように味わえる「フルーツポップ」
本格的な夏を控え、果物で有名なDoleが、アイスとして食べてもよく、ジュースとしても楽しめる「フルーツポップ」を発売した。この商品は、果汁100%。味はマンゴー、バナナ、オレンジ、パイナップルの4種。
◆思いでそのまま、凍らせて食べるヤクルト
子どものころ、凍らせて食べていたヤクルトの味をよみがえらせた商品も登場。韓国ヤクルトの「凍らせて食べるヤクルト」は、ヤクルトの容器を逆さにしたパッケージで、ヤクルト固有のアイデンティティーを生かしながら、スプーンですくって食べやすいよう、口の部分が広くなっている。これは顧客の意見を反映して生まれた商品で、韓国ヤクルトは商品発売1周年を迎え、イベントを行うとともに限定版贈り物セットを販売するなど、さまざまな催しを企画している。
◆凍らせて食べる冷たいサツマイモ
冬のおやつを代表するサツマイモを夏にも楽しめるようにした東遠F&Bの「自然一口ICEサツマイモ」は、100%国産サツマイモをオーブンで焼いた後、冷凍したもので、好みに合わせて凍らせたままアイスクリームのように食べてもいいし、電子レンジで温めて食べてもよい。甘味料や添加物を使用していないため体にもよく、おやつとしてはもちろん、夏にピッタリのダイエット食品としても人気を集めている。
◆アイスバーになったカクテル飲料
カクテルやドリンクとして飲まれていた夏の人気メニュー、トロピカルパンチがアイスバーになった。ヘテ製菓の「トロピカルポップス」は韓国人が好きなバナナ、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツ、ライチを使ったさわやかな味わいのアイスバー。また、果肉入りのココナッツゼリーがところどころに入っており、食感が楽しめる。トロピカルフルーツの甘さとよく合い、夏の暑さを吹き飛ばしてくれるおやつとしてピッタリだ。
◆凍らせて食べる炭酸飲料
コンビニエンスストア「セブンイレブン」は人気炭酸飲料「Welch’s」を凍らせた商品を発売。ブドウ原液を使っているので濃厚なブドウの味を感じることができ、「Welch’s」特有の甘くさわやかな味がそのまま生きている。「Welch’s」のパッケージを再現し、商品の特徴を生かしており、親近感がある。