忠清南道の海水浴場が相次ぎ海開きし、海水浴客を迎えている。6月17日に海開きした保寧市の大川海水浴場を皮切りに、7月15日までに保寧市、唐津市、舒川郡、泰安郡などの海水浴場33カ所が全て海開きする。
大川海水浴場は毎年1000万人が訪れる、忠清南道を代表する海水浴場だ。砂浜は全長3.5キロ、幅100メートルで、韓国西海岸では最大規模。今年20周年を迎える保寧マッドフェスティバルは7月21日に開幕。イベント期間中にはK-POP公演、DJと一緒にマッド体験、バスキング公演などが行われる。また、8月17日-20日には第12回全国海洋スポーツ祭典が開催される。シーカヤック、ヨットなどのほか、熱気球、ハングライダー、フライボードなどを体験することができる。
海が割れる「現代版モーゼの奇跡」で有名な武昌浦海水浴場は7月15日から8月16日まで運営。1カ月に4、5回、潮が引いて海底が現れると、武昌浦海水浴場から石台島まで1.5キロの区間に幅10-20メートルの道ができる。海の道を歩きながら干潟でナマコやサザエ、テナガダコを獲ろうという観光客がたくさん訪れる。
7月1日に海開きする舒川郡の春長台海水浴場は、昨年韓国観光公社と海洋環境管理公団が「清浄海水浴場」に選定した場所。水が澄んでいて穏やかな海、海辺の松、干潟、落日が美しい風景を織り成している。
忠清南道で最も多くの海水浴場を抱える泰安郡では、28の海水浴場が7月8日、一斉に海開きする。大川とともに全国5大優秀海水浴場に含まれている万里浦をはじめ、コッチ、夢山浦、新斗里海水浴場がそれぞれの特色を誇っている。天然記念物第431号に指定されている新斗里砂丘のある新斗里海水浴場では、7月末に第15回砂彫刻フェスティバルが開催される。唐津市は7月8日の海開きを目標に、オニバスの花・ハマナスが見られる蘭芝島海水浴場と日の出・日の入り・月の出が見られるウェモクマウル海水浴場を整備している。