シティツアーバスでめぐる順天の旅

 生態観光を楽しめる場所と言えば、やはり全羅南道順天市。順天湾国家庭園や順天湾湿地は、韓国で人気の観光スポットだ。国際庭園博覧会が開催された場所が、韓国の国家庭園第1号となった。国家庭園を訪れる観光客(有料)は5月6日、一日11万人を超えた。

 国家庭園の中にある湖水庭園を中心として円を描くように、広さ111万平方メートルの庭園には南道林道、樹木園展望地、ツツジ公園、薬用植物園、バラ園などがある。オランダや米国、中国、英国、タイ、日本、フランス、スペイン、イタリアなど世界各国・地域の庭園が見ものだ。

 国家庭園から4.5キロ離れたところにある順天湾湿地も、年間を通じ多くの観光客が訪れる場所。順天市を流れる東川に沿って行くと、伊沙川と合流する場所からアシの群落地が広がっている。昔の邑城の姿が残っている楽安邑城をはじめ、松広寺、仙巌寺でも、歴史文化都市の魅力が感じられる。仙巌寺に向かう途中にある伝統野生茶体験館では、水の音や風の音を聞きながら、お茶の香りを楽しみ、瞑想にふけることができる。

シティツアーバスでめぐる順天の旅

 また、順天ではシティツアーバスで気軽に名所を回れるよう、プログラムが整備されている。毎週水・金・日曜午前9時40分に順天パルマ体育館を出発、順天駅-仙巌寺-野生茶体験館-楽安邑城-順天湾国家庭園を経て、順天駅に戻る仙巌寺コースのほか、仙巌寺を松広寺に変更し、ほかのスポットは同じようにめぐる松広寺コースがある。また、都心をめぐるコースもある。火曜から日曜まで、一日10便運行中。順天駅を出発し、蓮香洞ペンション通り、ドラマ撮影場、順天湾国家庭園、順天湾湿地、ウッチャン市場、文化の通り、ターミナルを経て、順天駅に戻ってくる。

 また、順天では各季節ごとにイベントが行われる。5月27日-28日には順天湾でビューティーフェスティバルを開催。8月31日から9月3日にかけては順天湾国際交響楽フェスティバル、10月5日から11月5日までは庭園アシ・フェスティバル、10月20日から22日にかけては楽安民俗文化フェスティバル、11月12日には南昇竜(ナム・スンリョン)マラソン大会が行われる。

 一方、順天ではウナギ焼き(スープ)、アンコウの辛蒸し煮、山菜定食、韓定食、淡水魚を使った辛いスープ、鶏の炭火焼きといったグルメを楽しめる。

クォン・ギョンアン記者
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