【バンコク聯合ニュース】「幸せの基準は変わるものだが、今を基準にみればこの上なく幸せだ」――。
俳優で歌手のRAIN(ピ)が結婚後初のインタービューに応じ、心境を語った。ウェブTVアジア主催の音楽フェスティバル「VIRAL FEST ASIA 2017」に出演するため2日からタイ・バンコクを訪れている。
1月に女優のキム・テヒと結婚したRAINは年内にパパになる。日ごろから良い家庭を築くことが目標だったそうだが、妻の妊娠について「気分が良くないはずがない。これまでになく幸せで楽しく過ごしている」と語った。
最近は主演映画「自転車王オム・ボクドン」(原題)の撮影に追われている。歌手兼俳優としての今後の活動計画についても話してくれた。
「自転車王オム・ボクドン」の撮影は3~4割ほど進んだ。8月中旬までは撮影に集中する。新作ドラマに出演後、ニューアルバムをリリースするか、ドラマに出演せずにアルバム制作に専念するか悩んでいるという。ドラマに出演する場合は12月に、出演しない場合は11月にアルバムを発表する計画だ。
今月35歳になるRAINは歌って踊る「ダンス歌手」としては「高齢」に差し掛かかり、現在の悩みも打ち明けた。
「ダンス歌手としての寿命は残り少ない。ダンス歌手はスポーツ選手のようにある程度全盛期がある。体が鈍り曲のテンポに追い付けない瞬間に『これではだめだな』と思うようになった」
そこでRAINは自身の年齢に合った、後輩たちがまねできないダンスを開発しているという。「後輩たちが見せることのできない、戦闘的な姿をもう一度見せてからダンス歌手をやめるべきではないか」と思っているそうだ。
タイは、RAINを一躍韓流スターにしたドラマ「フルハウス」のロケが行われたほか、ワールドツアーの開催地でもある。「13年前にタイで初めて撮影したドラマがヒットし、ワールドツアーもタイと香港が出発点となった。当時、中高生だったファンは30~40代になったが、今でも声援を送ってくれる。タイは自分の家のような感じがするので来るたびに気分がいい」とタイへの思いも語った。