京畿道楊平郡の竜門山観光地周辺が野外美術館へと変貌を遂げた。駐車場、路地、塀に描かれた絵が観光客の目を引いている。 特に、大型のトリックアートがフォトスポットとして口コミで広がっている。
楊平郡は最近、青春ミュージアムと同郡の帰農・帰村共同組合による才能寄付(プロボノ=各分野のプロ・専門家が知識・経験を生かして社会貢献するボランティア)を受け、床絵や壁画など50点余りを設置した。青春ミュージアムはこの近くで、昔の通りの風景や生活を再現した「トリックアイ・ミュージアム」を運営している。
駐車場付近の食堂街の道路には長さ120メートル、幅8メートルの絵が登場。ここには池や渓谷、渡し船、吊り橋、岩、ハスの花、錦鯉などが描かれている。溶岩が流れる火山地帯に架かる丸木橋、崖から流れる滝に架かる吊り橋の上でコミカルなポーズを取りながら記念写真を撮る人も増えている。
竜門山観光地は年間100万人が訪れる観光スポットだ。樹齢1000年の銀杏や海抜1157メートルの竜門山登山道、親環境農業博物館などがある。楊平郡は「全州市の韓屋(韓国の伝統家屋)村やソウル市鍾路区梨花洞の壁画村のように、さまざまな年齢層の観光客がここにトリックアートを見にやって来るものと期待している」と話している。