自然いっぱいの全羅道、歴史をたどりながら歩こう!

 湖南(全羅道)の春は花や自然に囲まれながら、歴史、文学をたどることができる。おまけにあちこちで開催されるフィスティバルも楽しめる。全羅北道益山市の武王キルには、2015年7月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録された弥勒寺址や王宮里遺跡がある。古くから伝わる歌「薯童謠」の主人公である武王と善花姫が眠っているという双陵をはじめ、益山土城、九竜村の竹林(5万平方メートル)などを過ぎていく。

 詩人・徐廷柱(ソ・ジョンジュ)が幼少時代に通っていたコチャン郡のチルマジェキルは、禅雲寺の椿林やコインドル(支石墓)キルへと続く。

自然いっぱいの全羅道、歴史をたどりながら歩こう!

 全羅南道康津郡の茶山オソルキルは、茶山草堂と白蓮寺を経て、詩人・金永郎(キム・ヨンラン)の生家に至る。金永郎の生家の牡丹は4月末ごろ満開となる。智異山の散策路のうち、全羅南道求礼郡山洞-全羅北道南原市朱川面-雲峰(各16キロ、14.7キロ)のコースも、美しい花が眺められる。全羅南道順天市の仙巌寺から松広寺に至る道では4月初めごろ白梅や紅梅に続き、枝垂桜やモクレン、ユスラウメ、ツツジなどが咲き誇る。

 全羅南道現島郡の青山島では、スローウオーキングフェスティバルが開催される。菜の花畑や石垣が続く100里の道のりで、国際スローシティー連盟によって世界のスローキル第1号に認定されている。

全州= キム・チャンゴン記者 , 務安= チョ・ホンボク記者
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