「海辺のカフェ天国」になった済州・月汀里

 済州市内にある月汀里海水浴場は、済州道を代表する海辺のリゾート地だ。白い砂浜にエメラルド色の海は、まるで異国の風景を思わせる。ここは最近、カフェが集まる通りとして広く知られるようになった。500メートルの海岸に沿って、カフェ30軒ほどがぎっしり並んでおり、国内外の観光客はもちろん、済州道民もよく訪れている。

 月汀里の様子が変わり始めたのは2012年から。静かな海辺にカフェが1軒オープンした。この店は古びた住宅をカフェに改造したもので、コンクリートの壁に額縁の形をした横長の窓をつくり、海を見渡せるようにした。

「海辺のカフェ天国」になった済州・月汀里

 額縁の窓から見た海の風景がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じて広まり、月汀里はたちまち全国的に知られる名所となった。その後、海岸に沿って相次ぎカフェがオープン。今ではゲストハウスも15カ所以上ある。済州道の海辺に、ソウルのおしゃれなカフェ通りに劣らぬスポットが誕生したというわけだ。

 済州国際空港から月汀里海水浴場まではおよそ30キロで、所要時間は車で40-50分ほど。済州市の市外バスターミナルにも、月汀里海水浴場からバスが出ている。周辺には万丈窟、榧子林、金寧迷路公園など有名な観光スポットがあり、見て回ることができる。

 済州市によると、月汀里海水浴場を訪れる人は年間100万人を超えるという。

済州= オ・ジェヨン記者
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