第70回カンヌ国際映画祭で、ホン・サンス監督と女優キム・ミニが二日続けてレッドカーペットを踏むことになった。
映画関係者が明らかにしたところによると、第70回カンヌ国際映画祭に招待されたホン・サンス監督の『クレアのカメラ』は21日、『その後』は22日にそれぞれスケジュールが組まれている。『クレアのカメラ』は同映画祭のスペシャルスクリーニング、『その後』はコンペティション部門にそれぞれ出品された。
これによりホン・サンス監督と、両方の作品にそろって出演したキム・ミニは、二日にわたってレッドカーペットや記者懇談会、GALAスクリーニングなど公式スケジュールをこなす予定だ。
一監督の作品が2本もカンヌ国際映画祭の公式部門に招待されるのは異例なだけに、ホン・サンス監督の新作は現地でかなり話題になるものとみられる。『その後』でカンヌ映画祭コンペティション部門への出品が4回目となるホン・サンス監督が、賞を取るかどうかも注目されている。監督が今回のカンヌで賞を取った場合、先のベルリン映画祭で『On the Beach at Night Alone』のキム・ミニが主演女優賞に輝いたのに続き、世界三大映画祭で連続受賞するということになるため、この点も鑑賞ポイントになりそうだ。