昨年交通事故を起こして飲酒運転疑惑が持たれていたお笑いタレントのイ・チャンミョン(47)が、飲酒運転の容疑については無罪となる一方、交通事故時の措置義務違反で500万ウォン(現在のレートで約48万円)の罰金刑を受けた。
ソウル南部地裁刑事1単独部(キム・ビョンチョル部長判事)は20日午後、飲酒運転および交通事故時の措置義務違反で起訴されていたイ・チャンミョンに判決を言い渡した。
地裁は20日、イ・チャンミョンの飲酒運転について「被告人がアルコールを摂取したのかどうか、さらには被告人が具体的にどれくらいアルコールを摂取したのか立証されていない。したがって、飲酒運転の部分は無罪」と判示した。無罪判決に関連して、これまで検察が主張していた血中アルコール濃度の測定法は、被告人が飲酒をしたかどうか確実な証拠にはなり得ないと語った。
一方で地裁は「被告人の過失によって交通事故が発生した点、これを放置した点は非難を受けるに値する。通報できたにもかかわらず、そうしなかった。被告人が語るパニック障害や胸が痛かったなどの主張は、適切ではない」と指摘した。
さらに「交通事故による障害や二次事故は発生しなかった。また、支柱の損壊部分は軽微とみられる。これらを総合して、被告人に対し罰金500万ウォンを宣告する」と判示した。
これでイ・チャンミョンは、昨年4月21日に交通事故を起こして以降、ようやく飲酒運転疑惑から脱することとなった。