仁川国際空港とソウル都心を結ぶ空港鉄道は、韓国を訪れる外国人旅行者がよく利用する。仁川空港駅と金浦空港駅があり、空港に到着後手軽に、そして短時間で都心に移動できるからだ。
空港鉄道はソウル駅-仁川空港駅をノンストップで運行する直通列車と12の駅全てに停車する一般列車があり、列車内部はもちろん、運賃や運行時間などが異なるため、事前に調べてから利用するのがよい。
このように外国人旅行者が多く利用しているため、日本語や英語など4カ国語からなるホームページには、旅行者からさまざまな意見が寄せられる。
最近、日本語ホームページに東京在住の女性ハルナさん(24)による空港鉄道利用記が寄せられ、目を引いている。ハルナさんは空港鉄道のホームページに「空港鉄道のおかげで、とても楽にソウル旅行ができた」と感謝の意を伝える書き込みを残した。
ハルナさんは成人の日にかかる連休を利用し、3泊4日の日程でソウルを訪れた。ハルナさんはこれ先立ち、繁華街・明洞のホテルを予約。そして仁川空港に到着後は空港鉄道を利用することにし、空港鉄道の日本語ホームページをよくチェックした。
中でもハルナさんの目を引いたのが、手荷物配達サービス。これは旅行かばんなど荷物をホテルまで配達してくれるもので、重い荷物を持たず楽に空港鉄道や地下鉄に乗り、ソウルの人気観光スポットをめぐることができるため、何よりも気に入ったという。
仁川空港に到着したハルナさんは、仁川空港駅からソウル駅まで43分で行ける直通列車の切符を購入。直通列車は座席が快適で、旅の疲れを取るのにいいということで選んだという。ところが直通列車には問題点があった。それは、ソウル駅での地下鉄への乗り換えだ。一般列車はソウル駅で降りたら連絡通路を通ってすぐに地下鉄に乗り換えられるが、直通列車の場合、ソウル駅に着いてから地下3階の案内センターで地下鉄の切符を購入しなければならない。しばらく迷っていたところ、職員が親切に声を掛けてくれた。「どちらまで行かれますか」「明洞です」。すると、その職員は直通列車の切符と地下鉄4号線ソウル駅-明洞駅の切符が一つになったワンチケットを勧めた。この切符は一般列車の乗客のように、ソウル駅到着後、連絡通路を通ってすぐに地下鉄に乗り換えられるためとても便利だった。