親日派騒動激化、カン・ドンウォンの祖母に関心集まる

親日派騒動激化、カン・ドンウォンの祖母に関心集まる

 俳優カン・ドンウォンが母方の曽祖父イ・ジョンマン氏(1885-1977)の親日行為をめぐり物議を醸したことについて謝罪したが、一方で母方の祖母が独立有功者の子孫だと明かしたことを受け、人々の関心が集まっている。

 カン・ドンウォンは5日「曽祖父に関して物議を醸したことをおわびする。幼いころから母方の曽祖父の美談を聞いて育ってきた。母方の祖母が独立有功者の子孫なので、母方の曽祖父に対する美談を自然と受け入れていた」と説明。イ・ジョンマン氏の名前が親日人名事典に載っている一方で、母方の祖母は独立運動家の子孫というわけだ。

 スターニュースが取材をした結果、2006年に亡くなったカン・ドンウォンの母方の祖母は独立運動家ノ・ウォンピルの子孫に当たる。ノ・ウォンピルは亀浦万歳運動を主導したとして収監された人物。亀浦万歳運動は、1919年に起こった日本からの独立運動「三・一運動」の影響で、釜山市内の亀浦広場を中心に展開された独立運動。カン・ドンウォンの母方の祖母は、3人の子どもがいたノ・ウォンピルの長女の長女に当たる。故ノ・ウォンピルは独立運動家として2014年に大統領表彰を受けた。

 カン・ドンウォンの母方の曽祖父イ・ジョンマン氏は蔚山出身で、日本による植民地時代に大同鉱業の社長を務め、大同鉱業専門学校などを設立。日本による植民地支配からの解放後に北朝鮮へ渡り、最高人民会議の代議員を務め、祖国統一賞を受けた同氏は、北朝鮮の愛国烈士陵に埋葬された。民族問題研究所はイ・ジョンマン氏が親日団体で活動し、日本軍を支援するなど親日行為を行っていたとして、2009年に編さんした親日人名事典に名前を掲載した。カン・ドンウォンの母方の祖母は、イ・ジョンマン氏の息子の妻に当たる。

 カン・ドンウォンは一連の騒動を受け「今回の件で混乱したし、ショックも大きかった。何より家族の歴史に関連することなので、問題をきちんと把握しなければならなかったし、関連資料を見る時間が必要だった」と説明。また「過去をきちんと認められなかった点、未熟な対応で物議を醸した点、迅速に自分の立場をお伝えできなかった点、全て自分の過ちだと痛感している」とコメントした。

チョン・ヒョンファ記者
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