「そうですね。この写真はいつのものかな。ウンジュが高校2年のころだったと思います。ウンジュはいつもそうだったけれど、このときは本当に明るかったのに…」
ナム・アクターズのキム・ジョンド代表は21日夜、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にアップした故イ・ウンジュさんとの写真について、そう語った。
22日は、2005年に亡くなったイ・ウンジュンさんの命日。前日に当たる21日、ナム・アクターズのキム・ドンシクCEO(最高経営責任者)がイ・ウンジュさんの母親と会った際、イ・ウンジュさんの母親がキム・ジョンド代表に携帯電話で送った写真だという。イ・ウンジュさんはこの世を去ったが、生前所属していたナム・アクターズの関係者たちは、遺族と年に1回食事をしながら今でも親しく過ごしているという。
「あれほど苦しんだんだからもういいでしょう。(ウンジュと)1年に1回ずつ会えるのだから。笑っていい思い出だけ大切にするつもりです」
イ・ウンジュさんの死は、直接・間接的に関係のあった多くの人たちにとってつらい思い出だ。イ・ウンジュさんとの思い出を尋ねる質問もためらわれるし、一言一言が重い。キム・ジョンド代表は「10年たち、そんな風に思わないようにしようと言った。ウンジュのお母さんともそう約束した」と語った。