女優キム・ミニが18日(現地時間)に行われた第67回ベルリン国際映画祭閉幕式で、韓国人女優として初めて銀熊賞の女優賞を受賞、韓国映画界の3大映画祭受賞史に新たな1ページを書き加えた。
ホン・サンス監督、キム・ミニ主演の『On the Beach at Night Alone』(『夜の海辺で一人』)は、2013年の同監督の『NOBODY’S DAUGHTER HAEWON』(『へウォンの恋愛日記』)以来4年ぶりにベルリン国際映画祭コンペティション部門に進出した韓国映画だ。そして、同映画祭長編コンペティション部門では2007年にパク・チャヌク監督が『親切なクムジャさん』で銀熊賞のアルフレッド・バウアー賞を受賞した以来、10年ぶりの受賞となった。
韓国人女優が国際映画祭で女優賞を受賞するのも久しぶりだ。30年前の1987年にカン・スヨンがイム・グォンテク監督の『シバジ』でベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞したのが、韓国人女優初の3大映画祭受賞だった。10年前の2007年にはチョン・ドヨンがイ・チャンドン監督の『Secret Sunshine』(『密陽』)でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞、「カンヌの女王」と呼ばれた。それから10年を経てキム・ミニが新たな歴史を書き加えたものだ。
今年のベルリン国際映画祭では、ジェネレーションKplus部門に招待されたムン・チャンヨン監督のドキュメンタリー『Becoming Who I Was』(『アントゥ』)が同部門グランプリを受賞、韓国映画の底力を証明した。