女優キム・セロン(16)が従軍慰安婦を描いた映画『雪道』に出演した理由を語った。
映画投資・配給会社「ATNINE FILM」は6日、『雪道』に出演したキム・セロンとキム・ヒャンギ(16)のコメントを明らかにした。『雪道』は日本による植民地支配時代、異なる運命の下に生まれながら、同じ悲劇をたどった少女ジョンブン(キム・ヒャンギ)とヨンエ(キム・セロン)の切ない友情を描く感動的な物語だ。
悲痛な歴史をモチーフにしているだけに難しい役ということで、10代の女優2人がなぜ出演に踏み切ったかに関心が寄せられていた。これについてキム・ヒャンギは「当初はそうした方々の苦しみや痛みをどうしたらうまく表現できるだろうかと心配しましたが、絶対に忘れてはならない過去の事実が描かれた作品だと思いました。私でなくても、誰かが必ずやらなければならない作品だと思い、勇気を出して出演を決めました」と語った。
また、キム・セロンは「誰もが知っていなければならないことだし、誰かが必ず演じなければならない作品だと思い、勇気を出して出演することにしました。地方で真冬に撮影したのでとても寒くてつらかったですが、そうした方々のことを思い浮かべたらつらいとは思えなくなりました」とコメントした。
『雪道』は3月1日公開。