ケーブルチャンネルtvNは今年、少なくとも3本のリメイク作品を放送する。tvNは昨年『グッド・ワイフ』『アントラージュ』など米国ドラマをリメイクして、成功も失敗も共に味わった。番組編成が確定した『カノジョは嘘を愛しすぎてる』から、下半期に編成予定の『河伯の新婦』まで、tvNのリメイク作品を見てみよう。
■イ・ヒョヌ&Red Velvetジョイ&キム・ジンミンPDの『カノジョは…』
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は、日本の同名のコミックをリメイクした作品。恋愛に疎い天才作曲家と音楽を愛する少女のロマンスを描いた作品だ。日本でも映画化された。男性側の主役は『るろうに剣心』シリーズで有名な佐藤健、女性側の主役は3000倍もの競争を経て起用された新人・大原櫻子が演じた。韓国国内版ではイ・ヒョヌとRed Velvetのジョイが息を合わせる。さらに、昨年高品質なドラマ『結婚契約』を手掛けたキム・ジンミン・プロデューサー(PD)が演出を担当するということで、期待が高まっている。キャスティングを終え次第撮影に入り、1月16日から放送予定の『内気なボス』の後番組として3月から放送される予定。
■『ミセン』成功の再現なるか、『河伯の新婦』
今年下半期に編成予定の『河伯の新婦』もリメイク作品だ。漫画家ユン・ミギョンの同名コミックの翻案。原作コミックは、純潔の処女を新婦として差し出させ、人間界に雨を降らせる「河伯」と、長い日照りに苦しむ村の人々のため、河伯の新婦になる少女「ソア」の物語だ。ドラマでは、時間的・空間的な舞台を現代のソウルに移した。原作からのスピンオフバージョンとなるロマンチックコメディとして脚色される予定。tvN『ミセン-未生-』を手掛けた脚本家チョン・ユンジョンと、同じくtvN『ナイン』『三銃士』などを手掛けたキム・ビョンスPDが手を組んだ。男性の主役としてナム・ジュヒョクの名前が挙げられている。
■『Mother』、問題作の登場
『Mother』は、2010年に日テレで放送された同名ドラマを原作としている。虐待されている少女を誘拐して、その子の母親になることにした女性の物語を描いた作品。捨てられた子どもと母性愛を抱く女性の心理を細かく表現して好評を博し、同年の日本のテレビドラマ賞をさらっていった。韓国版では、イ・ボヨンが主役として名前が挙がっている。前作のSBS『神の贈り物-14日』で素晴らしい母性愛の演技を見せた女優だ。同作は今年中の編成を目標に台本の執筆が行われている。