【ソウル聯合ニュース】南米チリで初めて正式上映された韓国映画「釜山行き」(原題)が、11月最終週の興行ランキングで2位を記録した。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)サンティアゴ貿易館が13日、明らかにした。
「釜山行き」は現地で11月24日に封切られ、多くの映画館で1日1~5回上映されている。米ハリウッドの大作がひしめくなか、なじみのない韓国映画が11月最終週の映画ランキングで「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」に次いで2位につけた。
「釜山行き」は前代未聞の災害に見舞われた韓国で、ソウル発・釜山行きの列車に乗った人々の死闘を描く。韓国で今年1000万人以上の観客を集め、5月のカンヌ国際映画祭を機にチリを含む156カ国・地域に販売された。
KOTRAによると、韓国映画は感情に訴えるドラマが多いのに対し、チリではアクションやファンタジーなどが好まれる。「釜山行き」について「西洋におなじみのジャンルは成功のチャンスがあることを示した」と説明した。
チリでは数年前から韓国ドラマが放送され、K-POPをカバーするコンテストも開かれているものの、韓流に関心を持つのは若者にとどまっている。