総合デビュー俳優キム・ボソン、大健闘も近藤哲夫に1回TKO負け

総合デビュー俳優キム・ボソン、大健闘も近藤哲夫に1回TKO負け

 俳優キム・ボソン(50)が総合格闘技デビュー戦に挑んだが負傷で棄権し、敗戦した。キム・ボソンは10日、ソウル市内の奨忠体育館で行われたロードFCウェルター級の特別チャリティー試合に出場し、元柔道選手でプロ4年目の近藤哲夫(48)=日本=と対戦した。

 近藤や一部ファンは「芸能人とのイベント性マッチ」と言っていたが、キム・ボソンは大健闘した。パンチを近藤の顔面にヒットさせてマットに沈めた後、拳を振り下ろす「パウンディング」もした。しかし、キム・ボソンは第1ラウンド2分30秒で右目の負傷により試合放棄を宣言した。相手のパンチを右眼に受けたキム・ボソンが一時的に視力を失ったからだ。キム・ボソンは左目がほとんど見えない視覚障害者。キム・ボソンは眼窩骨折で手術を受けることになった。

 この試合は、キム・ボソンのファイティングマネーと入場料収益の全額を小児がんの子どもたちのために使う条件で開催された。キム・ボソンは1年前からトレーニングを積んできた。試合後、キム・ボソンは「子どもたちのために全力を尽くしたかったが、無念だ。プロの壁を感じたが、いつでも(近藤と)再対決する意思がある」とコメントした。そして、「ファンと一緒に『義理』と叫びたい。義理!」と自身のモットーを叫んだ。

 11日、別の総合格闘技の舞台であるUFCフェザー級の試合(カナダ・トロント)に出場したチェ・ドゥホ(25)はカブ・スワンソン=米国=に第3ラウンドで審判全員の一致により判定負けを喫した。

イム・ギョンオプ記者
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