【ソウル聯合ニュース】韓国映画「マスター」(原題)の製作報告会がソウルで開かれ、主演俳優のイ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンが撮影中のエピソードを披露した。
来月の公開を控えた同作は、建国以来最大の詐欺事件をめぐり、犯人を追う知能犯罪捜査隊と、希代の詐欺師、そのブレーンの追撃を描いたアクション映画。
イ・ビョンホンは詐欺師のチン会長、カン・ドンウォンは刑事、キム・ウビンは詐欺師と警察の間を行き来するブレーンを演じた。
イ・ビョンホンは白髪の老紳士に扮し、フィリピンなまりの英語を話すシーンのために英語のせりふを録音して練習するなど細部にもこだわった演技を見せた。
初の刑事役に挑んだカン・ドンウォンは、フィリピンでカーチェイスシーンを撮影した際にガラスの破片で首を切るアクシデントに見舞われた。
カン・ドンウォンは、顔にもガラスの破片が刺さり出血したとしながら、「監督が私の姿を見て絶望に近い表情を見せたことが忘れられない」と振り返った。
キム・ウビンは自身の役について「知能犯罪捜査隊と詐欺師の間で葛藤する」と紹介し、「考えと行動が読めない人物で、実在する人物のように演じようと努力した」と話した。