ソン・ガンホが10年ぶりに日本訪問

ソン・ガンホが10年ぶりに日本訪問

 俳優ソン・ガンホが10年ぶりに日本を訪れた。12日に日本で映画『弁護人』が封切りされたからだ。

 ソン・ガンホは12日午後、東京の映画館「新宿武蔵野館」で開かれた『弁護人』舞台あいさつに登場。制作会社ウィザースフィルムの代表だったチェ・ジェウォン・プロデューサーも同席した。

 ソン・ガンホの日本訪問は、映画『グエムル-漢江の怪物-』(2006)以来今回が初めて。ソン・ガンホの日本語のあいさつに、現地のファンは歓呼の声で応じた。『弁護人』についてソン・ガンホは「胸を熱くする映画で、韓国ではかなり人気を集めた。日本の観客も共感してくれると思う」と語った。

 また、この舞台あいさつには是枝裕和監督も出席した。『そして父になる』(2013)で第66回カンヌ映画祭審査委員賞を受賞した有名監督だ。是枝監督はソン・ガンホに直接花束を渡し、ソン・ガンホのファンという一面を披露した。是枝監督はソン・ガンホに「一緒に仕事をしたい」と積極的にラブコールを送った。さらに、映画『弁護人』について「現代史をテーマにした映画は企画の時点から難しい。こういう映画が作られて成功したというのは、映画監督としてうらやましい。意義深い映画」と紹介した。

 映画『弁護人』は、新宿武蔵野館を手始めに、日本全国各地で順次公開される予定。13年に韓国国内で封切りされた『弁護人』は、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が弁護士時代に担当した「釜林事件」をモチーフにした映画で、観客1137万人を動員、興行的に成功した。

キム・ユンジ記者
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