【ソウル聯合ニュース】韓国KBS第2のドラマ「雲が描いた月明かり」(原題)は先週幕を閉じたが、主演俳優のパク・ボゴムの人気は衰えを知らない。
同ドラマは、ハンサムでぶっきらぼうな王子、イ・ヨンと宮中の宦官だが実は男装しているホン・ラオンとのロマンスを描いた時代劇。パク・ボゴムはイ・ヨンを演じ、女性視聴者の心をつかんで離さなかった。
26日にソウル市内でインタビューに応じたパク・ボゴムは、韓国のケーブルチャンネル、tvNで昨年11月から今年1月にかけて放送された「応答せよ1988」(原題)に続く連続ヒットの出演作となった「雲が描いた月明かり」に対し、「自分にとって祝福のような作品」と特別な思いを示した。撮影現場はあたたかい雰囲気に包まれ、どのシーンもきれいな絵のようだったと振り返った。
イ・ヨンについては「これまで見てきた王子とは異なる魅力を持った人物だった」と語った。最初は演じれば演じるほど自分自身が小さく感じられ自信もなくしていたという。制作陣とも相談を続けながら練習を重ねた。
「どうすればいいのか分からない」と打ち明けたパク・ボゴムを「自信を持ってがんばれ」と応援してくれた同じ所属事務所の俳優、ソン・ジュンギの励ましも大きな力になった。
18日の最終回の放送後に「大きな山を越えたような気分だ」とコメントしたパク・ボゴムは同作品を通じて「せりふ一つ一つをおいしく料理する方法が少し分かった」と満足そうな表情を浮かべた。
イ・ヨンのせりふのように「この世で一番高く狭い井戸」の中で王子として過ごした人物を演じながら何を感じたのだろうか。
イ・ヨンは、王でありながら官僚たちに振り回される父、国民、愛する女性ラオンを守るために奮闘する真の君主に成長していく。
終始笑顔を見せていたパク・ボゴムは真剣な表情で、イ・ヨンの人生が寂しく孤独なものだっただろうと語った。宮中では家族以外は敵で、孤独でありながらも守らなければならい人がいたために責任感も大きかったはずだと話した。
同作品に出演したことで、自分自身を律するようになったというパク・ボゴム。「演技の面でも、人生に対してもより正直に、賢くなろうと思った」と、一歩成長した姿を見せた。