例年と違って今ひとつ盛り上がりに欠けた感が否めない。
第21回釜山国際映画祭開幕式のレッドカーペット・イベントは6日午後6時から7時30分までの1時間半にわたり、釜山市海雲台区の「映画の殿堂」野外劇場で行われた。開幕式の司会を務めたソル・ギョングとハン・ヒョジュをはじめ、パク・ソダム、ハン・イェリ、チョ・ミンスら人気俳優たちと、キム・ギドク、クァク・キョンテク、チョン・ジヨンら有名監督らがレッドカーペットに姿を現すと、観客は拍手喝采(かっさい)した。
ところが例年とは違い、レッドカーペットに立つ有名俳優が少ないせいか、歓声はなかなか上がらなかった。
今年のレッドカーペット・イベントに有名俳優があまりいなかったのは、ボイコットの影響が大きい。釜山国際映画祭の自律性や独立性を守るためボイコットを宣言した韓国の映画団体のうち、韓国映画監督組合・韓国映画プロデューサー組合・韓国映画撮影監督組合・全国映画産業労組の4団体は今もボイコットを続けている。そのため、今年話題を集めた数多くの韓国映画作品が出品されず、俳優たちのイベント出席も例年に比べ少なかったのだ。
開幕式のレッドカーペット・イベントには来なかったが、イ・ビョンホン、ソン・イェジン、ユン・ヨジョン、そして映画『阿修羅(あしゅら)』のチョン・ウソン、クァク・トウォン、ファン・ジョンミンらは映画祭に参加する。イ・ビョンホンは7日、ソン・イェジンとユン・ヨジョンは8日に「映画の殿堂」Dureraum広場でオープニング・トークをする。チョン・ウソンら『阿修羅』の出演者たちは8日に同広場で舞台あいさつを行う。当初は海雲台のBIFFビレッジでイベントを開く予定だったが、台風の影響でステージが壊れ、場所が変更になった。
第21回釜山国際映画祭では15日まで開催され、開催期間中に69カ国の301作品が上映される。