ソウルの繁華街、明洞の衣料品店や免税店が「BIGBAN(ビッグバン)効果」に沸いた。韓国人気グループBIGBANが20日にワールドカップ競技場(ソウル市麻浦区)で開いたデビュー10周年記念コンサートのため来韓した多くの海外ファンが明洞に押し寄せ、売り上げが急増したのだ。
明洞の新世界免税店関係者は21日、20日の売上高は16億ウォン(約1億4000万円)と、5月のオープン以来で最も多かったと伝えた。同店は17-19日にも3日連続で1日あたり13億-14億ウォン(約1億2000万-1億3000万円)台の売上高を計上した。
特に、所属事務所YGエンターテインメントの化粧品ブランド「ムーンショット」やファッションブランド「ノナゴン」などBIGBAN関連商品を販売する新世界免税店のYGストアは、普段の5倍以上もの売上高を記録した。G-DRAGON(ジードラゴン)プロデュースの香水を販売するポップアップストアの前には、100人以上の外国人客が列をなした。
また、G-DRAGONがモデルを務めるサムスン物産のファストファッションブランド「エイトセカンズ」明洞店は19日、普段の約10倍となる2億ウォン(約1800万円)台の売上高を計上した。同店は早朝に来店した外国人客にドーナツとコーヒーをふるまった。
明洞の衣料品の店員は、大行列ができた昨年のH&Mとバルマンのコラボレーションアイテム販売イベントに劣らない熱気だったと伝えた。ある流通業界の関係者は「デパートや免税店で人気K-POPスターの売り上げけん引効果は無視できないレベル」だと話している。