韓国映画「仁川上陸作戦」 米国でも関心高まる

【ロサンゼルス聯合ニュース】映画「仁川上陸作戦」(監督イ・ジェハン)が5日(現地時間)、米ロサンゼルスでの公開を皮切りに、12日には北米の主な都市で一斉に公開される。

 北米で同映画の配給を行うCJエンターテインメントアメリカによると、上映館は130館を超える。米国で興行収入260万ドル(約2億6000万円)を記録した韓国映画「バトル・オーシャン/海上決戦」、同じく好評を得た韓国映画「国際市場で逢いましょう」の約3倍に上り、「仁川上陸作戦」に対する関心の高さがうかがえる。

 朝鮮戦争の英雄の実話を扱ったストーリーだけに米国内での関心も高く、朝鮮戦争に参戦した元軍人の団体や、全国の部隊から試写会開催の要請が殺到しているという。

 4日には200万人を超える米退役軍人が加盟する有力団体「アメリカン・リージョン」の主催で特別試写会が開かれる。米陸空軍生活品販売業務(AAFES)は全米10都市で現役米軍を対象に特別試写会を開催することを決めた。北米の主な地域の総領事館や韓国人会も試写会を開く予定だ。

 CJエンターテインメントアメリカの最高執行責任者(COO)は同映画について、米国の伝説的英雄マッカーサー将軍を再評価する作品で、すでに米国社会でも大きな話題になっていると伝えた。

 また「映画の製作規模はもちろん、ハリウッドのトップ俳優であるリーアム・ニーソンが出演することで話題を集めた。できるだけ多くの観客が映画を見られるように上映館数をさらに増やす計画だ」と話した。 

 「仁川上陸作戦」は朝鮮戦争中にほぼ不可能に近かった仁川への上陸作戦を成功させたマッカーサーと韓国海軍諜報部隊の知られざる活躍を描いた。リーアム・ニーソンがマッカーサー役で登場するほか、マッカーサーの仁川上陸を助けるために諜報作戦を遂行する海軍諜報部隊の大尉、チャン・ハクスをイ・ジョンジェが、仁川を掌握した北朝鮮の司令官リム・ゲジンをイ・ボムスが演じる。

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