米ミサイル配備で中国が韓流締め出し? 韓国芸能界に緊張

【ソウル聯合ニュース】中国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備決定をめぐり、韓流コンテンツへの報復措置を取るとのうわさが広まり韓国芸能界に緊張が走っている。

 芸能界によると、このところ、中国に進出した韓国芸能人の実名を挙げながら韓流スターの出演シーンがカットされたり、韓国人気歌手のコンサートが中止になったりしたとするうわさが「THAADの報復例」として出回っている。中国はTHAADの高性能レーダーが自国の監視に利用される懸念があるとして、強く反発している。

 だが、確認してみると、多くはデマもしくは実体のないうわさにすぎないことが分かった。

 ただ、1日には中国国家新聞出版広電総局が国際的な問題を理由に韓国芸能人の中国内での活動を規制するという報道が中国内で流れたため、韓国芸能界は当局の動きを注視している。

 ◇コンサートやロケ中止のうわさは全てデマ

 7月の最終週から韓国芸能界にはSUPER JUNIORのヒチョル、ユ・インナ、EXO、BIGBANGらがTHAADの韓国配備問題で影響を受けたとするうわさが広まり始め、出演したドラマの録画分がカットされたりロケがキャンセルになったりしたという具体的な内容が流れた。

 中国でのコンサートが延期されたり、出演契約が一方的にキャンセルされたりしたといううわさまで出回っている。

 しかし、こうしたうわさは全てデマだったことが分かった。

 EXOは8月に中国公演の予定はなく、9月のタイを皮切りに海外ツアーをスタートさせる。

 ユ・インナ、BIGBANGの所属事務所、YGエンターテインメントは「中国での撮影は順調で雰囲気も問題ない」と伝えた。BIGBANGも今後、中国公演の予定はない。

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