俳優のコン・ユが、映画『釜山行き』(ヨン・サンホ監督)でのアクション演技について「簡単ではなかった」と語った。
12日午後、ソウルの映画館「ロッテシネマ建大入口店」(ソウル市広津区)で開かれた『釜山行き』メディア試写会にコン・ユが登場、上記のように語った。
劇中、娘を守るためゾンビに立ち向かうファンドマネージャー「ソグ」を演じたコン・ユは、「正統派アクションのある映画をやったことがあるので、『これくらいは』と思い、簡単に考えていたが、大変だった」と語った。
コン・ユは「戦うときのゾンビは、動きがとても不規則でした。いつも体をけいれんさせていて、腕が折れ、そのせいで受けるのが簡単ではないんです。きちんとどこかをなぐらないといけないのに、拳を突くのが難しかったです」と振り返った。
最も記憶に残っている場面として、コン・ユは「一つの場面を挙げるのが難しいほど、全部記憶に残っていて愛着がある」と述べつつも「娘と一緒に列車に乗るので、スアンとの最後のシーンが記憶に残っている。スアンが『パパ』と絶叫する残像は、かなり長く残るだろうと思う」と語った。
『釜山行き』は、正体不明のウイルスが韓国全域を覆う中、ソウル駅を出発する釜山行きKTX(韓国高速鉄道)に身を寄せた人々の、生存を懸けた死闘を描いた作品。今月20日公開の予定。