性的暴行:ユチョンは「嫌疑なし」、強制性立証できず

最初に告訴した女性ら、逮捕状の請求を検討

性的暴行:ユチョンは「嫌疑なし」、強制性立証できず

 人気グループJYJのメンバーで歌手兼俳優のパク・ユチョン(30)が、4人の女性に性的暴行を加えたとして告訴された事件について捜査を行っているソウル江南警察署は、最初に告訴した女性(24)らが、性的関係を口実としてユチョンの所属事務所を脅迫し、約1億ウォン(約870万円)を受け取っていた証拠をつかんだことが、7日までに分かった。警察はこの女性らに対し、虚偽告訴や恐喝の疑いで逮捕状を請求することを検討している。

 ユチョン側は最初に告訴した女性とその交際相手の男性(29)、男性の知人H氏(34)に対し、虚偽告訴容疑で告訴しており、捜査当局は3人に対し出国禁止の措置を講じた。警察は先月30日、ユチョンに対し初めて事情聴取を行った後、今月2日から4日連続で事情聴取を行った。だが警察は、ユチョンの性的暴行容疑を立証できる物証を確保できなかったことが分かった。警察の関係者は「告訴した女性たちは皆驚いたり、戸惑ったりしたものの、実際に性的暴行や脅迫はなかったという趣旨の供述をした人が多く、強制性の立証は困難な状況だ」と話した。このため警察は、ユチョンが性的暴行容疑で告訴された4件全てについて「嫌疑なし」とし、検察に報告する方針を打ち出している。

イ・ミンソク記者 , チュ・ヒョンシク記者
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