【ソウル聯合ニュース】ソウル中央地裁は21日、韓国の俳優イ・ジョンジェさんとイさんの母親に1億4000万ウォン(約1258万円)の借金を返済するよう求めた母親の知人女性の訴えを棄却した。
この女性はイさんの母親に1997年から2000年までに計1億9000万ウォンを貸したが、イさんの母親は返済しなかった。
女性は2000年にイさんから6000万ウォンを受け取ったが残りの債務は返済してもらっていないとして05年に裁判所に支払い命令を出すよう申し立てをした。
これに対し、イさんは「当時この女性と6000万ウォンを返済すれば債務が帳消しになることで合意した」と裁判所に異議を申し立てた。
裁判所は「債権回収が難しい状況だったため、女性が名目上の債権金額を維持するより債権を減額して返済してもらうほうが現実的利益になると考えたようだ」としてイさん側の主張を認めた。