ユチョンさんの女性暴行容疑 警察近く取り調べか

【ソウル聯合ニュース】女性暴行の疑いで複数の告訴状が出ている韓国の人気グループJYJのユチョンさん(30)の事件で、ソウル江南警察署が担当チームを設け、被害者と参考人に対する調べを進めている。これが終わり次第、ユチョンさんを呼び出して取り調べる予定だ。

 ユチョンさんは遊興酒店(キャバクラのような店)やカラオケ店、自宅などの化粧室で女性を性的暴行した疑いが持たれている。最初の告訴は10日で、これが13日午後に報じられた後、女性が告訴を取り下げた。この時点で警察はユチョンさんを参考人として調べるつもりだったが、16日に1件、17日に2件と同様の容疑で告訴が相次いだ。ユチョンさんは罪が認められた場合、芸能界を引退するとしながら、容疑を否認しているが、容疑者としての取り調べは避けられない見通しだ。

 最初に告訴した女性は下着を証拠として提出している。警察はユチョンさんを呼び出せばDNA鑑定用のサンプルを採取する計画だ。しかし、焦点は性的関係に強制性があったかどうかであり、DNAが一致したとしても罪を立証することにはならない。この女性が「強制性はなかった」と告訴を取り下げているだけに、酒を飲む席に同席していた参考人の証言が重要になる。

 また、ほかの3件も事件発生後半年から2年ほど経過しており、やはり立証は容易でない。

 警察は19日までに告訴状を提出した女性たちから当時の状況を聞き取った。引き続き女性たちや参考人から話を聞き、その上でユチョンさんの取り調べ時期を調整する方針だ。

 一方、ユチョンさん側は20日に警察に、告訴した女性たちを恐喝などの容疑で告訴する予定だ。

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