【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、JYJのユチョンが女性に対する性的暴行の疑いで刑事告訴されたことで、JYJのイメージダウンが懸念される。
JYJは東方神起としてデビューしたユチョンとジェジュン、ジュンスが前所属事務所のSMエンタテインメントから離れ2010年に結成した。現在はユチョンとジェジュンが兵役に就いており、グループでの活動を中断している。
社会服務要員としてソウル・江南区庁に勤務するユチョンは来年8月に兵役が終了する。陸軍で服務するジェジュンは今年12月に除隊するが、今度はジュンスが兵役に就くため当面はグループでの活動が難しい状況だ。
こうした中、3人全員が除隊しても今回の騒動がグループ活動に与える影響は少なくないと予想される。
JYJは青少年からの人気が高いアイドルだ。ユチョンが社会服務要員として兵役中だったことも世論が悪化する要因となり得る。
大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「こうした出来事が起こること自体、本人にとっては厳しい。従来の良いイメージとは正反対の姿が明らかになるため影響は大きい。社会服務中に遊興酒店(キャバクラのような店)に出入りすることそのものが批判される」と指摘した。
業界ではユチョンが警察の取り調べを受ける前に世論の厳しい批判に直面しているため、今回の騒動がグループ活動の再開にも影響を与えるとの見方が出ている。
被害に遭ったと主張する20代の女性がソウル江南警察署に提出した告訴状によると、ユチョンは4日午前5時ごろ、ソウル・江南にある遊興酒店の個室の化粧室で女性に性的暴行を加えたという。ユチョン側は暴行の事実を強く否定している。