デビューしてから20年が過ぎたソン・ヘギョ(34)は名実共に「ドラマの女王」だ。視聴率40%を超えたドラマだけで3作品(『秋の童話』『オールイン』『フルハウス』)ある。現在放送中の『太陽の末裔(まつえい)』でも女性医師カン・モヨン役を演じて視聴率30%を超えた。相手役も豪華だ。前世でよほどいいことをしたのだろうか。ソン・スンホン、イ・ビョンホン、ヒョンビン、チョ・インソン、カン・ドンウォン、ソン・ジュンギら当代最高の男優たちと共演している。男優たちは演技人生で浮き沈みを経験してきたが、ソン・ヘギョは健在だ。30代半ばに入った彼女の魅力は一体どんなところなのだろうか。
■熱愛説にもびくともしない度胸
ソン・ヘギョならではの魅力を証明するのは「熱愛のうわさ」だ。ドラマで共演した相手役の男優とはほとんど熱愛説が流れた。『オールイン』のイ・ビョンホン、『彼らが生きる世界』のヒョンビンとは恋人関係を認め、後に別れた。映画『世界で一番いとしい君へ』で共演したカン・ドンウォンはもちろん、『太陽の末裔』のソン・ジュンギとも熱愛説が降ってわいた。ソン・ヘギョの関係者は「ソン・ジュンギとは一緒に仕事をした仲間であり後輩」と説明したが、熱愛説はなくならない。テレビ評論家のチョン・ソクヒ氏は「ソン・ヘギョのラブシーンを見ると『あの2人は100%付き合う』という気がするほど役に入れ込んだ演技を見せる。ソン・ヘギョの天真らんまんで愛らしい瞳を見ていると、どんな男でも恋に落ちてしまうようだ」と言った。年上・年下・同い年と幅広い年齢層の男優たちと共演しながらも、ソン・ヘギョは常に自分の魅力を振りまいている。ドラマで共演したチン・グは先月16日に行われた記者懇談会で「『ソン・ソン・カップル』の化学反応がすごすぎて、ソン・ジュンギとソン・ヘギョが会話を交わすシーンは格闘シーンを見るように手に汗握る感じだ」と言った。熱愛説で足を引っ張られないソン・ヘギョの度胸も目を引く。インターネット上には「『恋をしている』と自慢しないし、『別れた』と泣きもしないから見ていて気持ちがいい」という声もある。文化評論家ハ・ジェグン氏は「どんな憶測にも振り回されずに作品に専念するので、ミステリアスなイメージが損なわれない。スキャンダルくらいではソン・ヘギョのイメージに傷が付かない気がする」と語った。