【ソウル聯合ニュース】カンヌ国際映画祭の主催団体は14日、フランスで来月11日に開幕する同映画祭で最高賞「パルムドール」を競う長編コンペティション部門の出品作を発表し、韓国のパク・チャヌク監督の「お嬢さん(アガシ)」(原題)が選ばれた。
同映画祭の長編コンペティション部門に韓国作品が出品されるのは2012年のイム・サンス監督による「蜜の味~テイスト・オブ・マネー~」以来となる。
「お嬢さん」は1930年代の韓国と日本を背景に、莫大な財産を相続することになった貴族のお嬢さん(キム・ミニ)と、その財産を狙う伯爵(ハ・ジョンウ)、伯爵に雇われてお嬢さんに仕える少女(キム・テリ)らが繰り広げるストーリー。
◇長編コンペ部門以外にも韓国作品
また「チェイサー」(2008年)、「哀しき獣」(2010年)のナ・ホンジン監督による6年ぶりの新作「哭声」(原題)は非コンペティション部門に出品される。ナ監督のデビュー作「チェイサー」はカンヌ映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に招待され、「哀しき獣」は独自性の強い作品が対象の「ある視点」部門に招待された。これでナ監督は自身の3作品全てがカンヌで上映されることになった。
ヨン・サンホ監督の「釜山行き」(原題)もミッドナイト・スクリーニング部門の招待作品に選ばれた。
今年69回目のカンヌ国際映画祭は来月22日まで開かれる。