ドラマ『太陽の末裔(まつえい)』で韓国だけでなく中国・日本などでも大人気の俳優ソン・ジュンギ=写真右=とソン・ヘギョ=同左=が韓国のPRに積極的に乗り出している。
ソン・ジュンギは今月初め、韓国観光名誉広報大使に任命された。11日にソウル・明洞の韓国観光公社ビルにオープンした文化創造ベンチャー団地内の「K-Style Hub」開館式はソン・ジュンギが広報大使として出席した最初のイベントだった。
開館式でソン・ジュンギは30分間、朴槿恵(パク・クネ)大統領と一緒に館内を回り、施設を見学した。韓国料理体験館では朴大統領と一緒に韓国の伝統菓子「薬菓」を作った。ソン・ジュンギが「ドラマの中で参鶏湯(サムゲタン=丸鶏の中に韓方薬の材料やもち米を詰めたスープ)を作りました。中国では韓国の参鶏湯を食べてみたいという人が増えました」と言うと、朴大統領は「韓国観光名誉広報大使としてのソン・ジュンギさんの役割が楽しみです」と語った。
韓国観光公社側は「ソン・ジュンギさんは来月、韓国観光PRに関する広告を撮影する。7月から米国・中国・日本・アジア各国の新聞・放送など主要メディアに登場する予定だ。ソン・ジュンギさんは国内外で行われるファンミーティングなどでも韓国観光を促進するためのプロモーション・イベントを行うなど、今後1年間にわたり広報大使を務める」と語った。
一方、ソン・ヘギョは三菱自動車の中国広告イメージキャラクターのオファーを断った。ソン・ヘギョは決心する前に、韓国の広報活動に取り組む「韓国広報専門家」徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大教授と電話で話していたことが12日、分かった。徐教授は11日夜、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「フェイスブック」にその時のやりとりを掲載した。
「教授、三菱は戦犯企業として責任ある行動をまだしていないですよね?」(ソン・ヘギョ)
「はい、でも、どうしてそれを聞くのですか?」(徐教授)
「三菱自動車から中国の広告イメージキャラクターになってほしいとオファーが来たのですが、やるべきではありませんよね?」(ソン・ヘギョ)
「当然です。やっぱりステキですね。」(徐教授)
徐教授はフェイスブックに「ソン・ヘギョさんは韓国の文化と歴史を愛し、守ることを知っているステキな女優でした」と書いた。