歌手で俳優のイ・スンギ(29)が1日午後、忠清南道論山市の陸軍訓練所に入所した。
イ・スンギの入隊現場は、数多くの取材陣やファンで込み合った。韓国のみならず日本、中国、台湾など合わせて300人に上る多国籍のファンが、寒空にもかかわらずイ・スンギの見送りに来た。
ファンの前に立ったイ・スンギは手を振り、終始ほほ笑みを浮かべていた。イ・スンギはまず「こんなに大勢来てくださって感謝します。これほど愛されていいものか、恥ずかしいです」とファンに感謝のあいさつをした。
続いて「30歳で二等兵になるが、ファンにとって僕はまだ20代。二日前に髪を切った。自分で見ても、思ったより似合っていてびっくりした。よかった」とトークを繰り広げ、今にも泣出しそうだったファンの笑いを誘った。
入隊前日を家族と共に過ごしたイ・スンギは「遅くなっても、やじを言う人はいない。みんな『あっというまに時間が経つ』と慰めてくれた。静かに目立たず、軍隊生活を終えて退役したい」「ここに来るときいろいろと考えたが、実際のところまだ実感がない。デビュー後、運良く人気が集まったということもよく分かっている。軍服務を熱心に行っていきたい」と語った。
あいさつを終えたイ・スンギは、すぐには車に乗らず、ファンに歩み寄った。そうして1人ずつ全員の手を握り、遠路はるばるやってきたファンにあらためて感謝の気持ちを伝えてから車に乗り、訓練所入りした。