慰安婦実話映画『鬼郷』14年ぶり完成、2月公開

　従軍慰安婦被害者の実話をもとに制作された映画『鬼郷』が2月24日に公開されることになった。

　制作会社出版社JOエンターテインメントは19日、『鬼郷』の公開が2月24日に確定したとして先行ポスターを公開した。14歳の少女たちの無邪気な笑顔と、その背後にしのぶ痛みを対比させたポスターが目を引く。

　チョ・ジョンレ監督は「14年という期間にわたって映画を準備する中で、数多くの拒絶や逆境に遭ってきたが、異国で亡くなった20万人の犠牲者を、霊だけでも故郷に返してあげたいという一念から制作をあきらめなかった。そして最終的に7万人を上回る市民にお力添えいただいた」と現在の心境を語った。この映画にはソン・スク、チョン・インギ、オ・ジヘら演技派俳優やスタッフたちが無償で制作に参加している。