【ソウル聯合ニュース】「ファンの皆さんを驚かせたかったです。シン・ヘソンは『ダンスグループ』のメーンボーカルだったよね。忘れてたって」――。
韓国の人気グループSHINHWA(神話)のシン・ヘソン(36)が、ソロデビュー10周年を記念してスペシャルアルバム「delight」を韓国でリリースした。
「喜び」を意味するアルバムタイトルは、グループ18年、ソロ10年の活動を応援し続けてくれたファンに喜んでもらいたいという気持ちから付けられた。
シン・ヘソンがファンに伝えたい一つ目の喜びは「踊るシン・ヘソン」だ。
シン・ヘソンは今回のアルバムで初めてダンスパフォーマンスを準備した。
これまではバラードやブリティッシュロックを中心に披露してきたが、今回のタイトル曲「ロコドラマ」(原題)はミディアムテンポのR&B調の曲だ。
アルバムの発売前にマスコミのインタビューに応じたシン・ヘソンは「ソロデビュー10周年は昨年だったが、方向性を決めた上で振り付けの練習をしていたら発売が遅れた」と説明した。
「私はグループでパフォーマンスをするときはいつも『サイド』に立ち、『センター』はミヌ(イ・ミヌ)やジニ(チョンジン)に譲っていました。二人はソロでも格好いいパフォーマンスを披露していて、私はそれよりうまくやる自信がありませんでした。それでも自分に合う歌とダンスを求め、踊ってパフォーマンスをすればそれで良いのではないかと思いました」
シン・ヘソンが準備した二つ目の喜びは積極的なテレビ出演と公演だ。
バラエティー番組や音楽番組に多数出演するほか、ソウル・漢南洞の大型公演場「ブルースクエア」で8公演を行う。
「これまでバラエティー番組に出演するのはプレッシャーが大きく、笑いを取れるか自信がなく出演できませんでした。でも、一生懸命頑張る気持ちがあれば、そしてできる限り多く顔が映れば、ファンも喜んでくれるのではないかと思いました」
最長寿アイドルとも言われ、アラフォーに差し掛かったシン・ヘソンは、「若いときはアルバムをリリースして活動することを当たり前だと思っていましたが、最近は仕事に対する感謝の気持ちが大きい」と語った。