「7%はいくと思っていました」
パク・ソジュンが笑いながら話した。ドラマ『彼女はキレイだった』は人気のうちに終了したが、序盤は誰もその人気を予想できなかった。初回の視聴率は4.8%だった。テレビ離れが進み、ライバル作も手ごわく、後からスタートしたことを考えても、4%台は低い数値だ。
「思っていたより視聴率が伸びませんでした。同時間帯に放送されていた作品がとても話題になっていたので振るわなかったんだろうと思っていたのですが、あの程度とは…。それでも反響は大きかったんです。僕たちは(現場の雰囲気が)良かったので、十分にアップしていくだろうと思っていたし、(視聴率に)惑わされませんでした」
5%を超えるのも大変だった『彼女はキレイだった』だが、口コミでその面白さが広まり、視聴率2けた台を突破して20%に迫った。口コミによって同時間帯に放送されたドラマのうち1位を手にした、予想外のヒット作といえる。
ドラマは話題を集め、作品への関心や人気はファン・ジョンウム、パク・ソジュン、シウォン(SUPER JUNIOR)、コ・ジュニの主要キャスト4人にも及んだ。パク・ソジュンが演じたチ・ソンジュンは、ほかの人には気難しいけれど、初恋の相手には限りなく優しい純情男であり、憧れの彼氏として女性から全幅の支持を得た。
「『彼女はキレイだった』は初恋の物語じゃないですか。『初恋の人はどう過ごしているんだろう』ではなく『そのとき僕はどうだったんだろうか』と考えながら演じました。(初恋は)中学のときでしたが、本当に純粋でした。演じながら、そのようなことを感じていました」
今年、ドラマ『キルミー・ヒールミー』から映画『悪の年代記』『ビューティー・インサイド』、そして『彼女はキレイだった』に至るまで、勝率が良い。特に『彼女はキレイだった』終了後はより多くの関心を受けているはずだ。
「ドラマが終わった後、人気を実感しているたかという質問をたくさん受けたんですが、特に変わっていないと思います。ただし、ドラマを始めたとき、地上波での初主演作だったので、プレッシャーが大きかったことが思い出されますね。ドラマが人気を得て終えられたことに感謝しています」
本人が実感できていないだけだ。パク・ソジュンの人気を察知した企業は、キャスティングのため水面下で動いている。すでに新作への出演候補にも挙がっている。
「無我夢中で生きています。そうしていると、趣味もうかつに持てず、もったいない部分もありますが、全てを手にすることはできないじゃないですか。作品に出演し続けられることに感謝しているし、むしろ今は現場にいるときが一番楽しいです。次の作品はまだ決まっていませんが、出演したらまたしっかり準備して、頑張らなきゃいけませんね」