青龍映画賞で主演女優賞を手にしたイ・ジョンヒョンが、受賞作の映画『誠実な国のアリス』にノーギャラで出演していたことが話題になっている。
イ・ジョンヒョンは26日午後、慶熙大学の「平和の殿堂」(ソウル市東大門区)で開催された「第36回青龍映画賞」授賞式で、そうそうたる候補を抑えて主演女優賞を射止めた。
今年8月に映画館「CGV往十里」(ソウル市城東区)で『誠実な国のアリス』メディア試写会が行われたとき、アン・グクチン監督は「映画の総予算が3億ウォン(約3200万円)しかなかったので、イ・ジョンヒョンはノーギャラで出演した」と語っていた。
アン監督は「一般的に、ノーギャラとはいっても車代くらいは出す。しかしイ・ジョンヒョンは車代も受け取らず、逆にスタッフの朝食まで用意してくれた。たぶんイ・ジョンヒョンは、撮影中は赤字だったはず」と語り、称賛と共に申し訳ないという気持ちを表していた。